ハンドルネームの由来
最近ハンドルネームの由来を聞かれることがあった。
そもそもハンドルネームと最近は言うのだろうか、ともかくインターネット上で活動する際の名前のことだ。
私の場合それは kalibora
である。
確かに何語でもないし、よくわからない名前だ。というか造語なのでググラビリティが高い。
その時は確か、
「何語でもない、どこの国かよくわからない名前が良かったのです。なにかアフリカっぽいじゃないですか?」
と答え、
「じゃあどこの国かわかってるじゃないですか」
とツッコまれたような気がする。
気がする。というのは私がその時すでにひどく酔っていて記憶が曖昧だからである。
すべては妄想かもしれない。
さて、その時は説明するのも面倒くさいし、中二病感満載なので黙っていたのだが、本当はもう少しちゃんと由来がある。
だけども問題はおれの城/部屋がない
話は私の小学生時代まで遡る。
当時小学校6年生だったぼくには、自分の部屋がなかった。
小学校6年生の男の子ともなればみな自分の部屋が欲しいものである。
思春期である。まっさかりである。自分の部屋が欲しいものである。
長屋のような作りの都営住宅に住んでいたわりと貧乏な家庭に育った私だが、幸いにもそこには小さな庭が付いていた。
そこにプレハブの部屋をこしらえたのだ。
夏は暑い。冬は寒いでお馴染みの仮設住宅。プレハブ住宅。
プレハブといえどもそこは城。人は城。人は石垣。
こうして私は一国一城の主となった。
籠城
私はそこでよく遊び、よく籠もった。
テレビゲームをやったり、パソコンをいじったり、曲のようなものを作ったり、
すべてはプレハブの中で完結していた。
まるでプレハブ中毒である。
プレハブ中毒・・。
仕事中毒はたしか work-a-holic と言うな。
それならば私は prefab-a-holic (プレファバホリック)だ。
そしてプレハブの正式名称は prefabric(プレファブリック)
であれば prefabolic(プレファボリック)が語感がいい。
ということで私が一番最初に取ったドメイン名は prefabolic.com
である。
愛に飢える研究室
と、ここまでが前段。前置き。すでに結構長い。
prefabolic はサイト名として使うことになった。
問題はハンドルネームである。
それまで私は別のハンドルネームを使っていた。この話とは関係ないので何とは言わないが、別の名前を使っていた。
しかし飽きた。別の名前が欲しくなった。
でもこの -holic
-olic
で終わる感じは案外気に入っていた。
そして当時好きだった(今も好きだが)moon というゲームを作っていた会社が LOVEdeLIC という名前である。
ここからラヴをいただいた。当時愛に飢えていたのかもしれない。
これで loveolic
しかしこのままではちょっと恥ずかしすぎる。
laboratory
の lab
にしてしまうのはどうだろう?
これならちょっとかっこいいっぽいぞ。
labolic
(ラボリック)
もうちょっとおしゃれに
labolica
(ラボリカ)
うん。語感もいいし、ラボだし理科だし、なんか頭いいっぽいぞ。(発想はかぎりなくあたまがわるい)
蘇る逆転
しかし、ちょっと待った。この読みを逆にしてみたらどうだろう。
カリボラ。
響きがなんかいい。どこかの民族っぽい。どこかは知らんけど。
よし、これにしよう。これを適当なアルファベットに当てはめよう。
そうして出来たハンドルネームが
kalibora
だったとさ。